1.LPガスとは

LPガスとは、液化石油ガス(Liquefied Petroleum Gas)の略称で、家庭用のLPガスは、プロパン成分(プロパン分とプロピレン分)を95%以上含んでいるので プロパンガスとも言います。

LPガスは、日本全国どこの地域でも同じ種類のものを供給しているので、転居した際もそのまま同じ器具を使うことができますが、都市ガスは成分の異なる数種類が存在するため、地域により器具の買い替えが必要となることもあります。

また、プロパンガスは同体積の天然ガス(都市ガス)の約2倍の熱量を持っているのでとても熱効率が良くハイパワーです。

2. クリーンなエネルギー

LPガスは地球温暖化の原因とされるCO₂(二酸化炭素)の排出量が他の化石燃料に比べて少なく、酸性雨に対しても窒素分を全く含まず、硫黄分もほとんど含んでいません。

私たちのかけがえのない地球が直面している地球温暖化や酸性雨そしてオゾン層の破壊といった環境問題に対し、LPガスは私たちの生活を支えるクリーンエネルギーとして期待されています。

3. LPガスの容器

LPガスは液体にすると気体の時の体積の約250分の1になるという特徴があり、その特徴を生かして、液体のまま一般のご家庭や飲食店、工場等に運んだ後に気体にして利用します。

また、LPガス容器の種類は一般家庭用をはじめ業務用、自動車用、工業用等、供給形態に 応じて多種多様なものがあり、 持ち運びに便利な利点を生かして、皆さんもご存じのカセットボンベ、ライター、スプレーなどでも大活躍しています。

4. LPガスのにおいについて

LPガスは、元々無色・無臭なので、万が一ガスが漏れた時分かりません。
そのため、ご家庭用のLPガスは人為的に臭い(タマネギが腐ったような臭い)をつけてあります。
燃えると無臭になるので、LPガスが正しく使われている限り臭うことはありません。
もしもガス臭いと感じたら、すぐに当社までご連絡ください。

5. 災害に強いエネルギー

LPガスは導管などインフラを使用することがないため、災害時の被害が最小限で済み、復旧が早いため、災害に強いエネルギーといわれています。
地震等の災害が発生すると、電気・ガス・水道などのライフラインは復旧に時間がかかりますが、LPガスは供給の途絶えが少なく、他のエネルギーに比べ早く完全復旧することができます。

また、LPガスはボンベの持ち運びが可能なため、避難所等でも活躍することができます。